Day: July 8, 2011

RIAxDNPチームのUIデザイン10のポイントRIAxDNPチームのUIデザイン10のポイント

たまには方法論的なトピックです。これまで多くの得意先の受注案件や自社サービスのRIA案件のユーザーインターフェース開発を担当させて頂きましたが、RIAxDNPチームがUIデザインを行う上で、気を付けている/気を付けたいポイントを10コまとめてみました。 (01)実現したい目標、目的の「その先」を把握する(02)最初は手書きのスケッチから始める(03)UIデザインパターンを利用する(04)一度ルールを決めたら一貫性を保つ(05)全てのことに意味を考える(06)技術的な裏付けをもつ(07)最終的な判断は発注者に委ねる(08)UI設計上の議論の中で「UI系ワード」を使わない(09)シンプル&スモールからフィードバックを得て改善する(10)ある程度の妥協を許容する UI設計の参考書やUIコンサル系のWebサイトに書いてあるようなことではなくて、ノウハウというより自分たちへの心構えという意味合いが強い感じです。 (01)実現したい目標、目的の「その先」を把握する 開発するシステムによって「データ入力効率が10%向上した」、「コンバージョンが20%上がった」といった「目標・効果」のKPIは開発案件で設定されることがあるかと思います。それも大事なのですが、もう一歩踏み込んで「効率化した時間を何に活かすのか?」「ユーザーがそのサービスをもう一度使いたいと思うには?」といった内容をステークホルダーで議論すると、UIにもうひと工夫できるし、「価値」が生まれるかなと思っています。ちなみに案件によってはペルソナも用意しますが、マーケティングリサーチのためのペルソナでなく、ユーザーターゲットのためのペルソナとして妥当な範囲に留める様にしています。 (02)最初は手書きのスケッチから始める いきなりPowerPointやPhotoshopを使ってUI検討のためのワイヤーフレームを作るのではなく、まずは紙とペンでフリーハンドでプランニングするようにしています。最初からアプリケーションを使うと、「見栄え良くする」「綺麗にそろえる」とかに時間を費やし、なんだかドキュメント化することが目的になるからです。そうなると、バリエーションを考えることが疎かになったり、修正が億劫になったりという自体になったりします。手書きのスケッチからすぐモックアップ、それがマスターになれば画面設計書さえ不要なこともあります(現実的には仕様書で発注者に確認…というケースが多いですが)。 (03)UIデザインパターンを利用する